明日も10年後も、安心して暮らしたいから。屋根材8種類をやさしく比較してみました！ #column
child「屋根って、どれを選んでも同じでしょ？」
……そんなふうに思っていませんか？
実は、屋根は住まいを守る大切な存在。雨や風、強い日差しから家族を守ってくれる“おうちの帽子”なんです。でもいざ選ぶとなると、「種類が多すぎて何が違うの？」と戸惑うこともありますよね。
この記事では、代表的な8種類の屋根材をやさしく解説。それぞれの特徴や価格、メリット・デメリットまでわかりやすくまとめました。「屋根材選び、ちょっと難しそう…」という方でも安心して読める内容になっていますよ。
この記事でわかること
- 屋根材8種類の特徴と選び方
- 耐用年数やコストの目安
- 素材ごとのメリット・デメリット
- 気候やライフスタイルに合う屋根の見つけ方
1. スレート（化粧スレート）｜手軽さで選ぶならコレ！
お手頃でデザインも豊富！一番よく見かける屋根材です。
軽くて扱いやすく、住宅街で多く使われている理由も納得。
- 価格の目安：1㎡あたり約4,000〜7,000円
- 耐用年数：20〜30年
メリット
- 軽くて地震に強い
- 初期コストが抑えやすい
- カラバリ豊富でデザイン性も◎
デメリット
- 紫外線に弱く、塗装のメンテが定期的に必要
- 割れやすく、衝撃には少し弱め
2. 瓦屋根（粘土瓦・陶器瓦）｜和の風情と頼もしさを兼ねて
昔ながらの日本家屋でおなじみの瓦。どっしりとした安心感が魅力です。
とにかく丈夫で、色あせもしにくいのがポイント。
- 価格の目安：1㎡あたり約9,000〜12,000円
- 耐用年数：50年以上
メリット
- 圧倒的な耐久性と断熱性
- 再塗装不要でお手入れラク
- 雨音が気になりにくい静かな屋根
デメリット
- 重量があるので、耐震対策はしっかりと
- 初期費用が高め
3. 金属屋根（ガルバリウム鋼板など）｜スッキリした見た目が好みなら
最近のモダン住宅で増えているのがこちら。スタイリッシュな印象で、耐久性もバッチリ。
- 価格の目安：1㎡あたり約5,000〜10,000円
- 耐用年数：25〜40年
メリット
- 軽くて地震に強い
- 錆びにくく、長持ちしやすい
- 工事期間も短めで済む
デメリット
- 雨が降ると音が響きやすい
- 熱を吸収しやすいので夏場は注意
4. アスファルトシングル｜柔らかさと防水性がポイント
アメリカ生まれの屋根材で、見た目もカラフル。屋根に丸みがあっても施工しやすいのが特長。
- 価格の目安：1㎡あたり約4,000〜6,000円
- 耐用年数：15〜25年
メリット
- 防水力が高く、風にも強い
- 軽量＆加工がしやすい
- 曲面にもフィットしやすい
デメリット
- 紫外線に弱く、色褪せやすい
- 高温環境ではやや不安あり
5. セメント瓦｜見た目とコスパのいいとこ取り
パッと見は瓦とそっくり。でも素材はセメントと砂。見た目にこだわりたい人におすすめ。
- 価格の目安：1㎡あたり約6,000〜8,000円
- 耐用年数：30〜40年
メリット
- 色も形も豊富で選びやすい
- 耐火性が高く、火災にも強い
デメリット
- 重量があるので耐震面は注意
- 定期的な塗装メンテが必要
6. トタン屋根｜コスパ重視派の強い味方！
昔ながらの金属屋根。リフォームや倉庫などによく使われてきた庶民派の屋根材。
- 価格の目安：1㎡あたり約3,000〜5,000円
- 耐用年数：10〜20年
メリット
- 安くて軽い！DIYにも人気
- 工事が簡単で早い
デメリット
- 錆びやすく、音や熱に弱い
- 耐久性はやや短め
7. 天然スレート｜自然の美しさをそのまま屋根に
本物の石を薄く加工した、まさに「屋根のジュエリー」。価格は高めですが、その風合いは唯一無二。
- 価格の目安：1㎡あたり約10,000円以上
- 耐用年数：50年以上
メリット
- 上品で高級感ある見た目
- 経年劣化しにくく長持ち
デメリット
- 重くて施工に技術が必要
- コストは高め
8. FRP波板｜日差しを活かしたい場所に
半透明のプラスチック波板。屋根というより簡易的な建物や日よけ向きです。
- 価格の目安：1㎡あたり約2,000〜4,000円
- 耐用年数：5〜10年
メリット
- 軽くて明るさを確保できる
- DIYやガレージにもぴったり
デメリット
- 耐久性はやや劣る
- 紫外線や風雨に弱い
屋根選びで大切な4つの視点
- 気候条件をチェック！
雪国や台風の多い地域など、住まいの地域に合う素材を選ぼう。 - メンテナンス頻度も見逃せない！
耐久性や再塗装の手間も忘れずにチェック。 - 予算とのバランスも大事！
初期費用だけでなく、将来のメンテナンス費も含めて検討してみて。 - デザインは「家全体との相性」で選ぶ！
外壁やサッシとの組み合わせで、全体の印象がガラリと変わりますよ。
まとめ｜屋根は“暮らしの相棒”みたいなもの
屋根材って、ただの素材選びじゃないんです。
それぞれに“性格”があって、暮らし方や価値観にぴったり合う相棒を見つけるようなもの。
「家の見た目も好きになりたい」
「できるだけ長く快適に住みたい」
そんなあなたにこそ、今回の情報が役立つはず。
迷ったときは、ぜひ信頼できる建築士さんや工務店さんにも相談してみてくださいね。きっと、あなたらしい“屋根選び”が見つかります。
