中古住宅を選ぶあなたに、初めの5年間だけ――でも確かな金利0.25%引き。安心の検査基準とセットで、フラット35がさらにお得に!#column

この記事を読めば分かること

  • フラット35の「中古プラス」制度がどんなものか
  • なぜ中古住宅の品質検査が必要なのか
  • 他の金利引き下げ制度との組み合わせでどれほど節約できるのか
  • 検査は厳しい?利用するハードルは高い?
  • あなたにぴったりの住宅ローン選びのポイント

はじめに

春風が桜の花びらを揺らす4月、あなたはお気に入りの中古住宅を見つけたはず。夢は膨らむけれど、住宅ローンの金利がちょっと気になる…そんなとき、心強い味方となるのが「フラット35 中古プラス」です。

長期固定金利で安心のフラット35が、さらにお得になるこの新制度。この記事を読むと、初めの5年間の返済がどれだけ軽くなるか、あなたにもハッキリ伝わるはずです。

a glass jar filled with coins and a plant

「中古プラス」ってどんな制度?

2025年4月から始まった「中古プラス」は、品質がしっかり検査された中古住宅に対して、フラット35の金利を当初5年間、年0.25%引き下げてくれる制度です。

ここには、住宅金融支援機構の予算で動いている背景があります。つまり、国が「中古住宅をもっと安心して選べるように!」と後押ししてくれているのです。

どうして「検査」が重要なのか?

中古プラスの適用には、建物の劣化状態をチェックする検査が必要です。耐久性、耐震性だけでなく、壁のヒビやシーリングの剥がれまで対象になります。

マンションでは専有部分もチェックされ、一戸建てでは元から厳しいフラット35の基準に照らし厳しく見られます。これに合格することで、安心して住んでいけると証明されるのです。

金利0.25%の割引って、実際どれくらい得するの?

一見すると「たったの0.25%?」と思うかもしれません。しかし、当初5年間で約40万円もの節約になります。

さらに、「フラット35 S(Bプラン)」や「子育てプラス」を組み合わせると、最大で年0.75%引き。その結果、節約額は約120万円にまで膨らむ可能性があります。

他の制度と組み合わせるとどうなる?

  • フラット35 S(Bプラン):省エネ性やバリアフリー性に配慮された住宅が対象
  • 子育てプラス:若い夫婦や子どもの数に応じて金利が引き下げられる

これらの制度は、単体でもお得ですが、中古プラスと合わせることで真価を発揮します。まるで、住宅ローンのベストな三重奏。制度を知っているかどうかで、100万円以上の差が出るのです。

検査って厳しすぎない?実際の現場の声

ホームインスペクターの友田雄俊さんはこう語ります。

「マンションは専有部分まで検査範囲が広がりますが、基準自体はそれほど厳しくありません。一戸建てでは基準が多くて大変ですが、補修で対応できるレベルです」

つまり、あらかじめ住宅の状態をチェックしておけば、対応は可能ということ。さらに、「維持保全型インスペクション住宅」とは併用できない点には注意しましょう。

結局、どの制度が自分に向いているの?

住宅ローンは「金利の低さ」だけで選ぶ時代ではありません。

  • 性能や省エネ性を重視したい人は「フラット35 S」
  • 子育て中やこれから家族が増える人は「子育てプラス」
  • 中古住宅の購入で安心を得たい人は「中古プラス」

このように、住宅の条件や家族構成に合わせて選ぶことで、無理なく返済を進めることができます。

まとめ

  • 中古プラスは当初5年間:年0.25%引きで約40万円の節約
  • 品質検査に合格すれば安心して中古住宅に住める
  • 他の制度と組み合わせれば、最大約120万円の節約も
  • 検査は補修で対応できる範囲が多く、実際のハードルはそれほど高くない
  • 自分のライフスタイルに合った制度を上手に選ぶことが、後悔しない家づくりにつながる