ニュースを見て“85%が対応済・対応したい”と答えるほど、いま一戸建ての防犯対策が“必須”になっている理由とは?#column

この記事を読めば分かること

  • 一戸建て住宅購入者の44%が購入時に防犯対策を考えていなかった原因
  • ニュースで侵入犯罪が増え、防犯対策への意識が85%にまで高まった実態
  • 警察庁推奨の“防犯住宅”とはどんなものか、その具体的な方法
  • 玄関・窓・勝手口など、家の“要所”ごとの防犯ポイント
  • 日常生活でできる「防犯意識を高めるコツ」まで

はじめに

外を歩けば聞こえてくる“家に忍び込んだ”というニュース。あなたも「うちはまだ大丈夫」と思っていませんか?

この記事では、調査データや警察庁の警告をもとに、一戸建てに住むあなたが知っておくべき「いま求められる防犯対策」をわかりやすく解説します。読み終えた頃には、「家族や大切なものを守るため、すぐにでも始めるべきこと」が見えてきます。

購入時に防犯を考えなかった44%、その“甘さ”のワケ

新築のパンフレットを前に、あなたはどこを真っ先に気にしますか?立地?間取り?価格?調査によると、実に44%の人が「防犯対策は一切考えていなかった」と答えています。

その理由のトップは「防犯の意識がそもそも低かったから」(43.4%)、次いで「地域の治安が良いと思い込んでいた」(31.6%)というもの。
晴れた昼下がり、広いリビングや庭を夢見ていたあなたも、「まさか泥棒なんて」と甘く考えていませんでしたか?

A group of electronic devices sitting on top of a table

ニュースが後押しする、防犯意識の“爆発”

ある晩、テレビのニュースに映った侵入犯。「こんな身近で…」という衝撃。その衝撃で、調査では85%の人が「すでに対策したか、対策したい」と答えたのです。

なかでも人気なのは「防犯カメラ(64.4%)」「玄関のカギ強化(48.3%)」「窓の防犯ガラスや面格子(43.5%)」といった“見える防御”と“侵入しにくい構造”を組み合わせる対策です。

警察庁も推奨!“防犯住宅”って何?

警察庁は「防犯住宅」を広めようと努力しています。なぜなら、侵入犯は玄関・窓・勝手口など“開口部”から侵入するためです。全国の住宅部品メーカーと協力し、防犯性能の高い部品(CP部品)を認定・普及させているのです。あなたの家も今すぐ「防犯住宅」に変えるきっかけにできます。

場所別に見る!できる防犯対策リスト

玄関

想像してください。夕暮れ時、あなたが家のドアを開けるとき――

  • 頑丈な鍵を追加し、侵入までの時間を稼ぐ
  • センサー付き照明で「誰か来た」のサインを出す
  • 「鍵を外に隠す」は止め、カギはカギボックスへ

勝手口

  • 死角になりやすい場所なので、しっかり明るさを確保
  • 玄関並みに鍵性能を高めておく

窓(1階・2階とも)

  • 防犯ガラス、補助錠、面格子を装備
  • 掃き出し窓にはシャッターや雨戸をつける
  • 割れにくいガラスや「開けにくい窓」へ交換

庭・ベランダ・外回り

  • 庭木や物置が足場や隠れ場所になるため、配置に注意
  • 室外機の位置に配慮し、不用意に侵入ルートを作らないこと
  • 夜はLEDライトで常夜灯のように明るく保つ

部品は選んだだけじゃダメ!守り続ける“心構え”

防犯性能の高い部品をつけて安心…それだけでは不十分です。

  • 「施錠忘れ」「伸び放題の庭木」で、防犯性能は台無し
  • 留守にする時間帯が分からないように、照明やカーテンで演出
  • 日頃から「うちのカギはどうなっているかな?」と意識を向け続けることが何よりの防犯になります

頭の回転で防ぐ!地域と力を合わせた“防犯コミュニティ”

  • 警察庁も推奨するように、近所で見回りや情報共有を行う
  • 「近所づきあい」「おかしな音が聞こえたら報告」など、小さな協力が大きな安心に
  • みんなで目を光らせる“まちぐるみ防犯”は、最大の守りになります

まとめ

  1. 購入時に防犯を考えないのは“甘さ”から。まずは意識改革を。
  2. ニュースは“攻撃のアラート”。85%が対策に動いている事実は重い。
  3. 玄関・窓・勝手口・周辺環境を総合的に守る“二段構え”が鍵。
  4. 高性能部品を使っても、“日々の意識”と“近所との連携”がセットで重要。

あなたにもできる、小さな一歩を踏み出せば、それが家族や大切なものを守る大きな一歩になります。